2024/06/17 21:40
基礎体温が低いことは、体のさまざまな機能に影響を与える可能性があります。基礎体温は、一般的には36.5~37.0℃が正常範囲とされていますが、これを下回る場合、以下のような影響が考えられます。
1. 免疫力の低下
体温が低いと、免疫システムが正常に機能しづらくなり、風邪や感染症にかかりやすくなることがあります。免疫細胞の活動が鈍化するため、病原菌に対する抵抗力が弱まります。
2. 代謝の低下
低体温は代謝の低下を引き起こし、エネルギーの消費が減少します。これにより、体重の増加や疲れやすさ、冷え性などの症状が現れます。また、基礎代謝が低下すると、脂肪の燃焼が不十分になり、肥満の原因になることもあります。
3. 自律神経の乱れ
体温調節は自律神経によって行われますが、低体温はこの調整機能に悪影響を与えることがあります。その結果、ストレスへの対処が難しくなり、不眠、イライラ、うつ症状などの精神的な不調が現れることがあります。
4. ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、低体温はホルモンバランスの乱れを引き起こし、生理不順や月経困難症、不妊の原因となることがあります。また、甲状腺機能低下症などのホルモン異常が原因で低体温になる場合もあります。
5. 血行不良
体温が低いと血行が悪くなり、手足の冷えやむくみ、肩こり、腰痛などの症状が現れやすくなります。血行不良は酸素や栄養の供給が不足するため、全身の機能に悪影響を与えることがあります。
6. 消化機能の低下
低体温は消化機能にも影響を及ぼし、食欲不振や消化不良、便秘などの症状が現れることがあります。消化酵素の働きが低下するため、食べ物の消化吸収が不十分になります。